Bitter Sweet Irony

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…あーぁ、やってもた。 そのあと、むっつり黙り込んだ僕のコト、たつの視線がおどおどと覗き込んできおる。 さっきまでとすっかり逆転してもおた立場。 「な・なぁ、やす!月が綺麗やで!」 …それ、さっき僕が言うた。 「え。じゃ、じゃあ、あれオリオン座かなぁ?」 …それ、さっき僕が訊いた。 「う…と。なんや、こんな広くて誰もおらんて貸し切りやな!俺、泳いでまおかな!?」 …それ、さっき僕がやった。 「…!?(やったんや…)」
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