お話

4/5
前へ
/21ページ
次へ
「なに、かーさん?」 「あぁ、こっちよ~」 微笑みながら手招きをする母を少し怖いと思った。 「あら、まだ着替えてなかったのね~ まぁ、いいわ!莉乃ちゃん来てるわよ~」 「っ!!」 少しにやけた母が 莉乃に聞こえない小さな声で言った。 「しゅうくん、こんにちわ!」 「おぅ!」 俺と会う時は制服だったり、ジャージなのに なぜか、母の前ではきちんとした服装でくる しかもそのカッコも結構可愛い。 めちゃくちゃ、俺好みなんだが… ってそんな言葉をいえるはずもなかった。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加