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彼女を部屋に通しくつろいでいてと促して僕はコーヒーを入れた。彼女は一人用のソファーの上で体操座りをしてじっとしていた。少し部屋の様子をうかがうように。
二人ぶんのコーヒーを持って彼女のところまで運び一つを渡す。僕は自分のを一口飲み喉を潤した後彼女に質問をしてみた。
「キミ、名前は?」
「...ない。」
か細い声だった。
でもすごく透き通る綺麗な声。
ん?名前がない..?
「ぢゃあ歳は?」
「...16歳。」
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