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そしてイケメソで背の高いウエーターさんが4人の注文した料理を両腕に巧みに抱え運んでくる。
丁寧にテーブルに置き、綺麗なお辞儀をして静かに微笑んで去っていく。
いやはや俺は内心冷や冷やしていたぞ。溢さないか~とか、心配する必要は無かったね!
てかあの人、なんて執事…。
セバスチャン…………か?
分かった!料理長は受けですね!!あのウエーターはタチっぽかったっ!←
「「「いただきまーす!」」」
3人の声で(゜ロ゜;っと我(現実)に返り、妄想でホカホカした気持ちのままパスタを食べる。
「遊莉、なぁにニヤニヤしてるの」
いや~、妄想の後ってニヤニヤ止まんないからねぇ…ミンナもそうだろい??
「ひにふんな!」
(気にすんな!)
もぐもぐ…
4人で時に談笑しながら黙々と口を動かしていると、アラ定番!
「「「きゃああああああああああ!!」」」
「おっふぅ…!!」
ゲホゲホ!!
奏先輩以外みんな食していた食べ物を喉に詰まらせて噎せてしまったではないかッ!!!!
ふぅ…危ねぇ…、持っていたジュースが傾いてパスタに掛かるという恐ろしい二次災害が起こるところだったわ…。
「あ……、み、んな……。と、害…………ちゅう…」
ボソリと言われた奏先輩の言葉に戦慄を覚えたヨ……。
ワンコはいつか豹変する生き物だと思うんだ。
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