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その笑顔に見送られて外に出ると
「よっ静。相変わらず冴えない顔してんなー」
そう隣のあいつ
藤堂瞬。
「うっさいなー。あんたに言われたくないし。」
「はいはい。早く学校行くぞー」
瞬はそういうと立ち上がり私の近くに寄ってきた。
「行かない。今日は行きたくない」
そんな私のわがままに
「三桜寺財閥の娘が学校サボりますか?へー…。じゃあゲーセン行くか」
乗ってくる。
「三桜寺財閥って言うけど瞬。あんただって藤堂財閥でしょーが」
「ははは、そうだったな」
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