夏休みと私

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結羽の話題が少し変わったことに気づいた私はようやく耳を傾ける 結羽「でね?私と彼でそこにお参りに行ったの!!そしたら変な巫女さんがでてきてね!!」 香音「(変な巫女?それって・・・・)ご、ごめん!またボーとしてた!お参りって?」 結羽「もー、聞いてよねぇ・・・まぁいいけど」 そういうと一息つくかのように注文していたコーヒーを飲み、語りはじめる 結羽「それがね?この前散歩デートしてたら見知らぬ神社を見かけてね?彼と今後も幸せに暮らせるようにお参りしようってなってね、その神社の中に入ってお参りしたんだけど、帰り際に変な巫女さんが来て、無言で奇妙な文字が書かれた御札を渡してきたの」 変な御札と聞いたとき、少し頭の中に巫女装束の女性の顔が出てきた 私は頭の中に出てきた顔を消すようにコーヒーを一気飲みした すると結羽が少し心配したようで、お話をとめ「大丈夫?」と聞いてくれた 私は「大丈夫」とだけ答えてお代わりを頼む 何故かあの巫女の顔を思い出すと寒気がする、いやもしかしたら寒気なんかじゃなく五感が示す危険信号だったのかもしれない
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