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古い、なつかしい昔のお話
私はまだ4歳にも関わらず、神社の巫女をしていた
両親から叩き込まれた舞いは4歳児の私は完璧に舞うことができるようになっていた
いつものように、毎年開かれる夜光祭と呼ばれるお祭りの巫女役に私は任命された
この4年はずっと私だったので慣れたものだった
そう・・・・慣れていた筈だった
ちょうど舞いの中盤に差し掛かったところで、私はミスをした
単純な順番間違え・・・・・
気づかれないように舞い終わった私を待っていたのは、父の激昂と母の批難の言葉
4歳の私にはそれはとても恐く、今でもトラウマになるぐらい
それから13年の月日が流れ、私は17歳になっていた
そしてその日も舞いの巫女役になっていた
初めてミスをしたあの日以来3年間は巫女役になれなかった
しかし、その後の努力が評価されたみたいで、私はまた舞台に立つことができたのだ
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