夢と巫女

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その後のことは覚えていない もしかしたら思い出したくないのかもしれない 私はいつのまにかこの神社に居座っていた 帰る家ももうない、家の表札からは私の名前すら消えている そんなとき、近くを通る学生たちがいた 私にはできなかった学校生活を楽しんでいる人達 私は、その光景が羨ましく、そして・・・・・・・・妬ましく思った その日から神社に来る人に招待状として御札を渡してきた 誰一人取るものはいないし、最悪殴ろうとするものすらいた 私はその時から度々、意識がとぶことが多くなった
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