それは始まりの音

5/7
前へ
/44ページ
次へ
香音「ご馳走様でした」 私は食べ終えたお皿とコップを台所へと運ぶ 本来、家から8:00くらいに出るとちょうど8:35分までに着くので朝の朝礼やホームルームには間に合うのだけど 今時計は7:15分を示している お父さんはおよそ10分前に出たからあと少ししたら家をでよう そう思い、私はもう一杯アイスココアを作り、ゆっくりと朝の時間を過ごす 香音「行って来ます」 私はお母さんの写真に向けて、そう言葉を告げると踵を返し、玄関に向かう カバンの中身を確認し、忘れ物がないことを確認できると、靴を履き、玄関に手をかける 首だけ振り替えるようにして、もう一度「行って来ます」と言って玄関を開ける 玄関を開けると共に入ってくる日の光はとても眩しく暖かい光が私を包んでいく
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加