それは始まりの音

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私は学校に向かっている途中、いつもはそこになにもなかった筈なのに神社がたっていることに気づいた 少し古い鳥居が入り口にたっていて、中は少し木々で遮られた光がぼんやりと神社を映す 神社自体は綺麗で至って普通という感じにみえる 香音「こんなところに・・・・神社なんてあったっけ?・・・・」 私はまた今度神社に寄ってみることにして学校に向かう 今日は朝礼があり、先生の長いお話や表彰伝達があって、少し長いことたっていることになった 授業は既にまとめとなっていて、夏休みの宿題をやる教科すらある 私は、ぼんやりと窓の外を眺めながら学校を過ごした 下校時間になり、私はお父さんに電話をかけ、迎えに来てもらった その帰り道、車だというのにあの神社の前を通ると、透き通るような風鈴の音がした
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