夏休みと私

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先生「えー、みんな今日から夏休みに入るわけだが、体調管理や運動など健康的な・・・・・」 今日は学校が終業式ということもあり、夏休み中の体調管理等についてのお話がホームルームや式中にもよくされた 私は余り聞いていなかったけど、結論は楽しく夏休みを過ごせということなんだと思う いつものように窓の外を眺めながら、私はそんなことを考えていた 放課後、私は特に何も用事がないので、手早く荷物をまとめると家に向かって歩き出す と、教室から出ようと足を踏み出した瞬間、私は体ごと後ろに引っ張られた そのほんの数秒後をちょうど教室を出ると当たるぐらいの近さでキャスター付きのホワイトボードが横切った 香音「・・・・・・え?」 ホワイトボードが滑って独りでに転がっていったみたい 私は後ろで引っ張ってくれた人に感謝の意を表するために体勢を整え後ろに振り返る 香音「ありがとう♪」 ??「香音ちゃん!!大丈夫だったぁ!!?」 私が怪我してないか身体中を見回してくる 香音「ユウちゃん・・・・・大丈夫だから安心して?」 彼女の名前は御伽結羽(おとぎゆう)普段は少し天然な性格の持ち主なのだけど、今回は本当に助かった 香音「ありがとうユウちゃん」 そう告げると「いいよぉ~」と私に微笑みかけてくれた 彼女とは入学以来の仲で、少し人見知りな私にポジティブな彼女が話しかけてくれた 中学時代から余り友達を作れなかった私は入学早々に友達ができてとても喜んだのを覚えている
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