響との出逢い

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さて、何度かサイト内でメールを交して、いつも通りポイントもゲットした。 アドレス交換の話をしつこくする相手ならいつも通りサヨナラだ。 だが、響は「会いたい」と言ってきた。 女の部分のわたしは、貞操観念とは別物だが軽薄である。 と、いう訳で待ち合わせ場所はアルタ前の喫煙所にした。 遅れてきた響は写メとはかなり雰囲気が違い、ギャル男上がりの様な男だった。 わたしの価値観では完全にアウトだ。 【イケメン】 それはやはり自分の好みが一番重要である。 不細工だとは思わないが、カッコいいとも思わない。 例えるなら【カッコつけている】そんな言葉が似合う。 それがわたしの響への第一印象だった。
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