響との出逢い

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『結ちゃん可愛いから俺と付き合って!』 と、驚く程簡単に告白をされた。 そしてわたしは、 『いいよ』 と、引かれてもおかしくないぐらい簡単に応えた。 わたしにとって彼氏彼女という関係は重要なモノではない。 そんなモノは突けば壊れる。 友情より儚く、信頼の欠片もないモノである。 二時間でカレカノ成立。 しかしわたしにはこの時既に、何年も前から彼氏を超越した運命共同体の様な大切な人がいたのだ。 わたしは彼を【身内】と言っている。 そしてもう一人、東京で一緒に暮らしている【身内】がいる。 彼は【彼氏】というカテゴリーから【身内】に進化した。 しかし…、 【大切な人の存在】を隠していたのはお互い様だったのだ。
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