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『未玖が心配してるの?今まだ店?そこに未玖いる?』
わたしの問いに斉は、
『あ…、今未玖さんは居なくて、俺今から寮に帰るしお客さんに電話しなきゃいけないから……。
結ちゃん、また明日電話するね!』
そう応え、一方的に電話は切れた。
わたしは携帯をテーブルに置き、タバコに火を付けて考える。
傷の舐め合い…ではない。
50万の売掛を飛ばれた斉。
恐らく斉の給料ではマイナスになる。
店に借りが出来てしまう。
未玖の次に結と仲の良かった斉が店の案で結に連絡する。
売掛を払うように仕向ける為に。
こちらの方が納得がいく気がした。
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