廻る運命

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魔理沙 「そうだぜ。今、幻想郷中を紅い霧が覆ってる。これは立派な」 霊夢 「異変……」 魔理沙 「おう、その通りだぜ。」 魔理沙はニシシ、と前歯を見せて笑う。好奇心が溢れ出ているのを象徴するかのような笑みだ。 霊夢 「何で……こんな……」 頭がくらくらする。紅い霧、これは立派な紅霧異変。暦もその日を示している。 魔理沙 「どうした?お前の出番だぜ?」 いろいろ理解できないことだらけだ。とりあえず解決に行くのがいいか。ゆっくり状況を整理していこう。 霊夢 「そうね……。まぁ、ちゃちゃっと解決しますか。……あんたはどうすんの?」 魔理沙 「愚問だな。付いて行くに決まってんだろ。むしろ私が大活躍してやるぜ」 魔理沙はもう一度ニシシ、と笑うと、箒にまたがった。 魔理沙 「さあ、行こうぜ!」 いつもと変わらない……いや、少し小さい魔理沙。もう一度起こった紅霧異変。あのZって奴の仕業なんだろうか? 多すぎる疑問を持ちながら、私は支度を始めた。
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