廻る運命

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魔理沙 「いや~、やっぱり霊夢は強いな!」 霊夢 「あんたも手伝いなさいよね」 さっきの戦いで、魔理沙はずっと観戦していたのだ。おかげで彼女は傷一つついていない。まぁ私も無傷なんだけど。 魔理沙 「あいつら弱かったな。私一人でも勝てたかもだぜ。それに負けた後『覚えてろよー!』なんて、どっかの悪人かよwww」プクスー 霊夢 「だからそういうのは戦ってから……」 そう言いかけて口を閉じる。いや、魔理沙は戦わなくていい。私は一度この異変を解決している。だから私が全部戦う。傷つくのも私だけでいい。 信じられない事だけど、ここは過去の世界なのだろう。だとしたらあのZって奴はいったい何者?それに何が目的? 魔理沙 「どした?急に黙りこんで」 魔理沙が怪訝な顔をして尋ねてきた。 霊夢 「別になんでも」 魔理沙 「そうかぁ?ま、お前は悩みがあるような奴には見えないしな」 そういってケラケラと笑っている魔理沙。 コイツ……。今ちょうど、私の人生で最も難しい悩みにぶち当たり中だってーのに。 霊夢 「そりゃどーも。そんなことより着いたわよ」 魔理沙 「ん。確かにあそこが霧の出所っぽいな」 そう言う魔理沙と私の目の前には大きな湖の畔にポツリと建っている紅い洋館があった。
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