廻る運命

7/17
前へ
/343ページ
次へ
だんだんと近づくにつれて、大きくなっていく洋館。 門の前に着地すると魔理沙が口笛をならした。 魔理沙 「こりゃまたでっかいなー。お宝とかあんのかな?」 霊夢 「目的を忘れないでよ?」 美鈴 「いやいや、まず侵入しようとしないでよ!」 私達の会話を遮り、一人の女性が前に降り立つ。彼女は紅魔館の門番、紅………え~………中国だったかな。 美鈴 「私はこの紅魔館の門番紅美鈴!あんたたちは通さないわよ。さっさと帰りなさい」 そうそう、そんな名前だった。 魔理沙 「残念だが無理矢理でも通してもらうぜ?」 霊夢 「そうよ。どいてくれない、中国?」 美鈴 「な、何故その呼び名を!?」 魔理沙 「ナイスネーミングセンスだぜ霊夢。というわけだ中国、入れてくれ」 美鈴 「くそー!話し合いで解決しようと思ったのに、もう許さん!ちからづくで帰してやる!」 霊夢 「魔理沙、下がってて。私がやるわ」 魔理沙 「おいおい、さっきとは逆じゃないか。そう言われると戦いたくなるんだぜ?」 ……そう言うとは思ってたけど。昔からそういう奴だったもんね。 霊夢 「足、引っ張らないでね」 魔理沙 「よっしゃあ!」
/343ページ

最初のコメントを投稿しよう!

189人が本棚に入れています
本棚に追加