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霊夢
「……………」
霊夢
「うわああああああ!」
はずかはずはず恥ずかしい!何よさっきのセリフ!なにが『ただの幻想郷の巫女よ、咲夜キリッ』よ!しかも咲夜の名前言っちゃったし!
勢いに任せてべらべら喋っちゃったけど、別に問題無いわよね。もうこれは忘れよう、うんそうしよう!
霊夢
「……と、恥ずかしがるのはこれくらいにして」
館の外に出て高い時計台に沿って上っていく。もう外は真っ暗で、ただ赤い月が不気味に、でも綺麗に光を放っている。
また、レミリアと戦うのか……。
魔理沙
「何しけた顔してんだよ!」
霊夢
「ひゃあっ!」
急に後ろから声をかけられ思わず変な声で叫んでしまった。
霊夢
「ま、魔理沙か。びっくりさせないで……ってあんたボロボロじゃない!」
魔理沙の服は所々破けていて、体は傷だらけ。おまけにトレードマークの帽子は半分無くなっていた。
魔理沙
「いやー、だいぶ手こずってな。でも相手は私以上にボロボロにしてやったぜ」
魔理沙はいつものように笑顔を浮かべるが、いつもより明らかに元気がない。
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