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霊夢
「……大丈夫なの?」
魔理沙
「……残機は0、ボムもあと2、3発が限界ってとこか」
ハハハ、と力なく笑う魔理沙。魔理沙を傷付けたくないとかいっておいてこの様だ。情けない。あの時、魔理沙の提案をのんでしまった自分を悔やむ。
魔理沙
「おい霊夢、心配し過ぎだぜ?別に死んだわけじゃないだろ。それに……」
魔理沙が上を見上げるのにつられて、私も上を見る。
魔理沙
「おいでなすったぜ」
赤い月をバックに映る、羽を生やした小さな身体のシルエット。間違えようのない威圧感、レミリア・スカーレットだ。
レミリア
「ネズミが2匹も。うちの使用人は使えないな」
2回目でもこの緊張感は変わらない。少し冷や汗が出てくる。
魔理沙
「おもてなしくらいしてもいいんじゃないか?私はお腹がペコペコなんだ」
レミリア
「あら残念、私はもう満腹よ」
魔理沙
「おいおい、お前アレだろ。吸血鬼ってやつ。そんなに沢山血を飲んだのか?」
レミリア
「私は小食で病弱っ娘なの。萌えるでしょ?」
魔理沙
「あら残念、私はそういうのは、タイプじゃないんだ」
前回同様、二人の会話のおかげで冷や汗が引いてくれた。
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