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魔理沙
「冗談はさておき、霧を止めて欲しいわけだ」
レミリア
「無理な相談ね」
霊夢
「なら力ずくでもしてもらうわ」
レミリア
「全く………ならあなたたちでお腹を減らして、もう一度食事にしようかしら。二人も食べれる気はしないけれど」
魔理沙
「なら私は見逃してくれ」
おい。
じっと魔理沙を睨み付ける。魔理沙は私に気付いたのか、へらへら笑っている。
レミリア
「人間って面白いわね。それとも人間じゃないのかしら」
魔理沙
「化け物じみてるけどコイツも私も人間だぜ」
霊夢
「あんたいい加減にしなさいよ?」
魔理沙
「HAHAHA、ジョークだぜ」
レミリア
「ふふふ、本当に面白いのね。さて……」
魔理沙
「ん、やるか?」
レミリア
「そうね、楽しいジョークの次は楽しい戦いにしましょう?」
レミリアが両手を広げ、歪んだ十字架のような体勢になる。その瞬間、空気が変わるほどの魔力がレミリアから溢れだているのが分かった。
霊夢
「魔理沙」
魔理沙
「うん?」
霊夢
「絶対に無理しないで」
魔理沙
「…………ああ!」
そして数十分後、幻想郷から紅い霧は消え去った。
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