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和也「よ、よしここまで来れば大丈夫だろ……。」
俺はあの小屋から少し離れた場所にいた。
和也「よし、詠唱をしてみるか。」
俺はパラパラと詠唱のページをめくっていくと、
小さな本が間に挟まっていた。
和也「なんだこれ?『この森の魔物一覧と詳しい情報』おっ、ラッキー。」
これは恐らくあのおっさんが書いた物をだろう、
因みにすっげぇ達筆だから読みやすい。
和也「あ、スライムのコーナーだ、
えっと、この森にいるスライムは、
レッド、ブルー、イエロー、グリーン、の4種でありどれもFランクとても弱い、
スライム種の特徴は色で属性が決まっている事、
打撃や斬撃が効かないくて、
その分自分の属性以外の属性に物凄く弱い(初級で倒せる)、
スライム種最強のゴールデンスライムでさえ、
Cランクなので気にする相手でもない、
世界で確認されている属性スライムはゴールデン以外全て自然属性の色。」
あれ?俺って黒だよな?じゃあ闇?
取り敢えず次のページをめくる。
和也「スライム種は主に死骸等を食べてその魔力を吸収して分裂していく、
スライム種はこの世で最も数の多い、種である。」
おっ、これってもしかして分裂しなきゃ、めちゃくちゃ強くね?
和也「んー、……スライムの事はもう載ってないな。」
あとは他の魔物の情報だった。
和也「さーて、いよいよ魔法使うぞー。」
まず俺は炎の初級魔法のページを開けて使ってみる。
和也「我求めるは炎、その、か弱き炎で相手を焦がせ、【ファイヤーボール】」
…………………何もおこらない……。
和也「俺には多分炎属性は無いのか………よし次だ。」
俺は自然属性を全て試したが、どれも反応を示さなかった。
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