632人が本棚に入れています
本棚に追加
あのあと、闇以外の属性は試したが、反応はなかった。
和也「これで闇が無かったら、泣くぞ。」
俺は闇の初級魔法を詠唱していく。
和也「我求めるは闇、その、か弱き闇で光を侵食せよ【ブラックボール】」
詠唱を終えると、体から何かが抜ける感覚がして、
俺の目の前に黒っぽい灰色の球体が現れ目の前の木を少し凹ませた。
和也「うぉぉぉ!!すげぇぇ!!俺にも……で………き…………あれ?………。」
その直後虚脱感に襲われた。
和也「……うわ……くそだりぃ……。」
俺は本に何か載ってないかと見ていく。
和也「これか……。」
本によると、魔力を使い過ぎると虚脱感に襲われ、
そのまま使い続けると最悪死亡するらしかった、
でも魔力切れが直ると魔力の最大値が増加するらしい。
和也「でも、俺スライムだからなんか食えばいいんじゃね?」
少し馴れてきたので、近くにあった石を吸収してみると、
少し楽になったのでそれを繰り返していく。
和也「よし、どれくらい増えたか試してみるか。」
和也「我求めるは闇、その、か弱き闇で光を侵食せよ【ブラックボール】」
もう一度ブラックボールを発動させると、
虚脱感は無かったので何度か試してみると、初級魔法6発撃てたのでまた回復した。
和也「あと試してないのは…………あ、石とか食っても最大値は増えるのか?」
それを試すために、初級魔法の中級に位置する魔法を使ってみる。
和也「我求めるは闇、その、闇で光を貫き侵食せよ【ブラックアロー】」
和也「やっぱり、魔力が足りないのか~。」
やはり発動しなかったので近くにあった木を二時間半かけて全て吸収した。
和也「この体の何処に入るんだ?
まぁいいか………よしいくぞ。
我求めるは闇、その、闇で光を貫き侵食せよ【ブラックアロー】」
バリバリバリ!!
和也「おー、スゲー。」
隣の木に発射すると、
普通の大きさの木に丸い穴を開けてブラックアローは消えてなくなった。
最初のコメントを投稿しよう!