632人が本棚に入れています
本棚に追加
和也「よーし、暗記するぞ。」
もともと暗記が得意だったので、
三時間ほどで闇魔法の全部を暗記できた。
和也「うーん……属性って増えねぇかな?」
と言うことで、この森の図鑑でいい感じの奴を探していく。
和也「あっ、これ良くね?」
しばらく、ページをめくっていくと、
ランクFの火吹きカエルという炎属性のカエルがこの近くにいるらしいので探してみる。
和也「何処だー?出てこーい、……あっ。」
茂みを掻き分けていくと、俺と同じくらいの赤いカエルがのっそのっそと歩いていたので、
近くの木に隠れて、後ろに回り込む。
和也「我求めるは闇、その、か弱き闇で光を侵食せよ【ブラックボール】」
木の影から飛び出し、一気に詠唱していく途中で相手がこっちを向いたが、
そのまま撃つと右側に当たった。
「グゲッ」
カエルは変な声を出し何度か転がったあと、
右足を引きずりながらこっちを向き、
頬をぷくっと膨らませた。
和也「ヤバーイ。」
俺は前にやった体当たりの要領で右の方に離れる。
「グロロロ」
カエルの口から火が吹き出され、雑草を焦がしていった。
和也「あぶね~、ならさっき思い付いたやつやってみよー。」
俺はまずカエルの後ろになるように立ち回りながら、まずブラックボールの詠唱をして、
同時に2つ出るように魔力を操った。
和也「よっしゃ、できた行け!!」
俺は腹と頭に撃ちわけた。
「グッ……ゲケェ……。」
カエルはひっくり返って、死にかけになっていた。
和也「罪悪感が半端ないけど、
俺が生きていく上で強くならなくちゃならねぇんだ、悪く思うな。
」
俺はカエルの近くで頭にブラックボールを放ち止めをさした。
和也「ちゃんと死んだかな?」
俺は体を伸ばしてつついてみると、動かなかったので死んだ事を確認する。
和也「属性だけ抜き取るのは出来るのか?」
俺はカエルの体に触れて属性来い!!と念じてみる。
和也「あ、何か流れてきた。」
早速俺は炎の初級魔法を試す。
和也「我求めるは炎、その、か弱き炎で相手を焦がせ【ファイヤーボール】」
すると、ブラックボールと同じ位の火の玉が発射され木の表面を焦がした。
和也「うし!!出来た!!」
最初のコメントを投稿しよう!