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作品の解説を自分でするのは、表現力の欠如と考えています。作中で理解されないのでは駄作。恥ずべき行為です。
ただ、これはイラストへの寄稿作品なので、いいわけはさせていただきます。
まず最大の欠点は、英国式ドールを知らない人が多い。また、ドールに対する価値観が人によってバラつきがある事。私の認識では、ドールを趣味に持つ男性は人に公表しない物と決めつけていました。年配の男性ならともかく、独身で年頃の男性なら隠す趣味だと。
小説を書いてる人たち(男)の認識は、普通自慢気に見せる物。私の現実での友人間では、好きになった男が持ってたら引くというものでした。
私は男ですが、ドールを趣味に持つ事自体はいい趣味だと思います。ただ、日本の住宅事情を考えれば場所を取りすぎ。まだオタク文化の域を出ていないと考えています。人に言えない趣味なんじゃないでしょうか?
この偏見と価値観の違いがある以上、作品としてはあまりいいショートショートではないと判断しました。
また、『ヤキモチを焼くドールの可愛らしさ』という構図も、男性には理解し難いようです。この作品をただのホラー物ととる人が多数でした。ホラー以外にどんな要素があるの?という感想もありました。
女心を理解できるかどうかが鍵なのかも知れません。もちろん、私の表現力不足も否めませんが。
冒頭の女性社員の証言が意味不明という意見もありました。主人公に女性を近づけない為に、ドールがヤキモチを焼いて怪奇現象を起こしていたというのが結末からわかるかと。ただの雰囲気作りと取られました。印象付けなんですけどねー。
あと、上司の家に泊まりに行きたいと言う女性社員。上司に対して失礼な奴という意見が。上司とはいえ、深夜に気軽に電話できる関係に見えると思ったんです。もちろん、この女性は主人公の事が好きという裏設定もあります。
更に、彼女でもないのに普通泊まりに行く?というのも。私の女友達、普通に泊まりに来ます。そのまま……なんて事もなくはないですが、何もなく同じ布団で寝る事もあります。
極端に言えば、リア充とそうでない人では価値観が違ってしまうのです。
公開するか迷ったのですが、イラストを描いたご本人の許可を得られたので公開します。
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