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階段を登ったところで目の前には大広間
真っ赤な絨毯が真っ直ぐに敷かれていて
その先には大きな椅子に座る一人の人影
「お前が魔王か!!!!」
「そのとおり…
愚かな勇者よ
お前はここで負けるのだ」
「世界のため…
この街の人のためにもお前には負けない!!!」
腰にさしてある剣を抜き構え
一気に間合いを詰めて襲いかかる
魔王も剣を取り出し応戦するが俺の方が押している
光の魔法も使うが、魔法は剣で薙ぎ払われてしまう
そのあと長く剣を交わした
「はぁはぁ…
魔王め…
やりやがるな…」
「お前もなかなかだな」
魔王の容姿的に二十そこそこだろうか
俺と変わらない年で恐れられる魔王になっただけはある
「だが正義が勝つ!!!!」
「正義が勝つか…
なら俺の勝ちだ」
次の瞬間魔王の剣に、俺の剣は砕かれ
さらに魔法でやられてしまった
さっきまでの苦戦が嘘のように
魔王はあっさりと俺を倒した
「お前には消えてもらう」
次に魔王が魔法を使った直後
俺は城門前にいた
「なぜ殺さなかったんだ…」
魔王城で魔王は剣をしまい下の階に降りだした
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