いつもと違う朝

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いつもと違う朝

眩しい朝日が目にしみる。 今日から私も中学生かぁ…。 そんな事を思いながらベッドから起き上がった。 しぶしぶ学校の制服に袖を通して朝食の良い香りが漂ってるリビングに行った。 「あらまぁ~新しい制服似合うじゃない💓さすが我が娘ね」 …と朝からうるさいのは私の母である。 「つーか裕子そんな長いスカートとおさげで行くの??ダサすぎじゃね??」 とか言ってくるのは今年中3の姉である。 父はどっかの外国に単身赴任中。 女3人で暮らしている。 「ゆ~ここっちおいで」 「何??ご飯食べたいんだけど。」 はいと手渡されたのはコテであった。 「こんなの今さらどうするの??」 「あんたも中学生なんだからちょっと位オシャレしていきな うちらの中学はオシャレじゃないとやってけないよ??」 「別に良いよ。友達なんか要らないし」 「そんな怖い事言わな~いの早く髪の毛いじるよ」 とか言われ髪の毛をほどかれ姉が直しだした。 「もう時間無いんですけど。」 「出来たよ(*´∀`)ノこれでアンタもモテモテね🎵」 そう言われ鏡を覗くといつもと違う自分が居た。 「まぁ裕子ちゃん可愛いじゃない💓じゃあ2人とも学校いってらっしゃい」 「あの~朝ごはんは??」 「食べてる時間無い!!!行くよ」 姉に引っ張られ家を出た。
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