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「うぅう……ユートさんは……凄いですね。
私と違って……。」
突然どうした。
「魔力が少ない私なんかに呼ばれて……すいません、迷わ「は?俺と契約した時点でお前の魔力は古代・神格魔法二、三発分は増えたぜ?」えっ……。」
正確にはデコピンしたときに詳しい過程は省略するが、フィラの総保有魔力量を増加させちゃったんだよね。
何ぶん初めての事だったから加減が利かなくて増やしすぎた感はある。
「嘘!!」
なん……だと?
「あんなに頑張ったのに……魔力は増えなかった。
それなのに!!そんな簡た「ご唱和下さい!」へ?」
うん、あの魔法でいいか。
「我は願う。」
「わ、我は願う。」
「「全てを灰塵に帰す始まりの焔。」」
「「終わりを以て始まりを司る。」」
「「火は命を支え、可能性を成す。」」
「「天を焦がし地を焼く焔。」」
「「その緋は神をも焼き尽くす。」」
「「我が力を喰らいて今こそ常世に現界せよ!!」ってこの詠唱は!!」
もう止まらないぜ!!
「「【ノヴァエクスプロージョン】!!」」
直後、俺とフィラの真上に構えた掌から火の玉が放たれた。
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