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その後は二人が一日にあったことを話ながら帰っただけで、俺はルフェルの声を聞こうと色々交渉していた。
ダメだったが。
「じゃあねフィラ、また明日。」
「うん、また明日。」
「だぁぁ!!ルフェル!!「話をしよう。」って言ってみろって。」
さらさら、
〔話をしよう。〕
「筆談じゃねぇぇぇぇ!!」
まぁいいや。
「じゃあフィラデルフィア嬢の自宅に突撃だな。」
「こっちだよ。」
俺とルフェルはフィラに着いていった。
「ここが私の住んでるトコ。」
フィラの住まいは、デカイがボロい酒場みたいな場所だった。
看板には、
「ギルド【天姫(あまひめ)の祈り】?」
さらさら、
〔随分と神々しい名前だな。〕
ルフェルに禿同、てか厨二だ。
「昔は大きなギルドだったんだけど……。」
廃れたと。
「とりあえず中に行こうぜ。」
「うん、養父さん(おとうさん)にも紹介しておきたいし。」
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