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部屋に行き、2人は立ち尽くす。
『…同じ部屋で…よろしく…?』
琅が恐る恐る言うと頼にカッと睨まれた。
『私…そんな魅力ないかな…?』
琅は首を横にブンブンと振る。
『かわいくていいんじゃない?そりゃガキって言ったらみんな同い年だし…』
琅は段ボールを開け片付け始める。
頼も続けて片付ける。
『多良間くんは女子と同じ部屋でもいいの?』
頼がクローゼットの前で荷物と格闘している多良間に声をかける。
『…頼が悪いやつじゃないなら気にしない。執行委員なら悪いやつじゃないでしょ。あと、名字で呼ぶのやめて…さっき琅ってよんでっていったじゃんか…』
クローゼットからしまったものが落ちてきて琅の頭に直撃する。
『…琅…くん?』
『…呼び捨てでいいよ…痛い…』
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