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「えっ、あ、あの、ごめん!」
無意識とはいえ、かなりマジマジと見てた気がする!!
「ねえ。」
こいつ、俺がガン見してたことなんて、全く気にしてねーみてーだ……。
「私、早川 湖都梨(はやかわ ことり)。よろしく。」
「…………はあ。」
そして、俺をじっと見てくる。
「……うわ。ホンモノの湖都っちだ。」
ん?知ってんのか?要。
「彼女が、早川さんか。」
お前もか?隆史。
俺が2人の顔を交互に見てると、『やっぱり、君だ……。』と、呟く彼女の声が聞こえた。
は?何だ?
彼女を再び見ると、さっきとは打って変わって、射抜くような目力から、ふわりと微笑む表情を浮かべていた。
そのギャップに、不覚にも、俺の心拍数が早まった。
うわ!!何だ、これ!?
「私、君に一目惚れしたの。
付き合って下さい。」
そう言われたとたん、俺達3人の空気が一瞬で凍りついた。
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