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『一目惚れ』
それは、俺がこの世で一番嫌いな言葉。
「ダメだよー。湖都っち。
蒼生に、そのフレーズ聞かせちゃ。」
要が、慌ててフォローに入った。
「しかも、川端親衛隊の前で告白とは。
けっこう、大胆なんだな。」
なんだよ。『川端親衛隊』って。
隆史が見ている方向に視線を合わせる。
見えたのは、見覚えがある女3人組。
………ああ、あいつらか。
ってか、そのネーミング、誰が付けた?
「…………蒼生?…………川端?」
早川とかいう女は、要と隆史を交互に見て、俺の名前を呟く。
まるで、初めて聞いたかのように。
「……君の名前、川端 蒼生なの?」
マジかよ!!
マジで知らなかったのかよ!?
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