月曜日

5/11

17人が本棚に入れています
本棚に追加
/90ページ
『一目惚れ』 それは、俺がこの世で一番嫌いな言葉。 「ダメだよー。湖都っち。 蒼生に、そのフレーズ聞かせちゃ。」 要が、慌ててフォローに入った。 「しかも、川端親衛隊の前で告白とは。 けっこう、大胆なんだな。」 なんだよ。『川端親衛隊』って。 隆史が見ている方向に視線を合わせる。 見えたのは、見覚えがある女3人組。 ………ああ、あいつらか。 ってか、そのネーミング、誰が付けた? 「…………蒼生?…………川端?」 早川とかいう女は、要と隆史を交互に見て、俺の名前を呟く。 まるで、初めて聞いたかのように。 「……君の名前、川端 蒼生なの?」 マジかよ!! マジで知らなかったのかよ!?
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加