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「俺のどこが良いんだよ……!」
「蒼生は、顔に似合わない性格だからね~。ギャップ萌え?」
要が言うには、黒髪のサラサラで目鼻立ちのハッキリした俺の顔は、一般的に見てもモテる部類らしい。
一見、優しそうな俺の雰囲気は一言口を開いただけで、ボロボロと崩れていく。
「本当の蒼生は、信用してる奴にしか心を開かない、手負いの猫みたいだからな……。」
馴れ馴れしく、話し掛けてきたら最後。
冷たい言葉で、突き放される。
それでも懲りずに来るのが、さっきの清水たちな訳で。
そーいう性格が好きな女子が、この高校は多いらしい。
本人にとっては、迷惑な話だ。
さっき早川が言った、『有名な川端 蒼生』ってのは、そのせいだろう。
あ、早川といえば。
「そーいえば、2人とも、早川のこと知ってたのか?」
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