第二章 来ちゃった異世界

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かなりビックリした。 油断してたわ、人なんか周りにいない前提で呟いたもんだから余計ビックリした。 情けない声が出ちゃった…… 「プククク…たける君、プクククww」 剣にめっちゃ笑われてる… 恥ずかしい…… 「あ、あのぉ…ごめんなさい?急に話しかけちゃったらまずかった?」 そうだ、まず俺にはずかしめを与えた奴に文句を言ってやる。 この上ない気持ちを胸に振り返ってみるとそこには長く綺麗な艶を持つ青い髪をした俺と同じ年齢くらいだろうか?そんな少女が立っていた。 ……正直可愛いっちゃ可愛いかね。 佳苗だって俺の学校じゃ中々のレベルの可愛いさを持つのだ、、 引きをとらないな、この子。 「いや、へんな声出してごめん。大丈夫っす」 「そう、ならよかったの。所でこんなとこで何してるの?」 「ん?あぁ…ちょっとこの近くにあるであろう自警団に用があって」 「……自警団?」 「うん、何か知ってる?」 「知ってるけどその前に聞かせて欲しいの。大きな剣を背負ってるみたいだけど何が目的で自警団に行きたいの?」 まぁそりゃそうなるか。 見ず知らずの奴が剣を背中に背負って自警団に行きたいだなんて。 怪しいっちゃ怪しいもんな。 「いや、その自警団に入団したくて…」 「入団!?本気で言ってるの!?」 え、そんなに驚かれることなんすか? かなり驚いた顔をしてらっしゃる。 「君が言ってる自警団はこの街に自警団自体が1つしかないから『クォーターナイト』だと思うの」 『クォーターナイト』それがその自警団の名前らしい。 なるほどな、厨二くせぇわw 「でもそこに入団なんて…あなたキチガイなの?あそこに入団するには過酷な入団テストがあるんだよ?」 「過酷な…テスト?」 「そう、入団テストを担当してるクォーターナイトの副リーダーと組手をして認められるしかないの」 「うわっ、きつ」 「実力がない人はその入団テストで大怪我、そして心を折られるの」 「あー、いや。俺はそーゆーのないですww別に俺が自分の力に自信があるわけじゃない。ただ俺はしなくちゃならない事があるからその自警団に入りたい。だからもし負けても何度でもやり直すさ、認めて貰うまでな」 「………」 あれ? ちょっとカッコつけすぎた? ミスったか!?
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