第一章 異世界とかマジありえねぇ

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青く透き通る青空 とてつもなく広がる平野 そこにポツンとたたずむ少年… 一見とても綺麗な光景に少年が立っているだけ、なのだが… 実際はその平和的な光景とは真逆の光景がひろがっていた。 その青空には平和とはかけ離れたような形の化け物が飛び交い、地上にはおびただしい数の獣の様な化け物。 その化け物達は皆同じ方向を見つめている。 そう、その方向とは…… 「さぁ、始めようか……一世一代のショータイムだ」 少年が大きく声をあげた途端、空、地上に群がっていた化け物達は一斉に少年に向かっていく。 しかし少年は冷静に向かってくる化け物を一匹一匹あしらい、そして 「我が身に宿る聖なる力よ…現れよエクスカリバー!!」 少年は両手を前にだし体から聖なる光を放出し、それをその両手に集め光を大きな刀に変え、次々に化け物を凪ぎ払っていく。 少年が刀を一振りる毎に数を減らしていく化け物達。 そして手を休めない少年。 最初は5000近くあった化け物の数が500くらいまで減ってきた時に、 「禍々しい闇よ、光にのまれ無に還れ!!ホーリースラッシュ!!」 もう一度体から光を放出し刀に集め一気に斬撃として解き放った。 すると化け物は一匹も姿を残すことなく消滅したのであった。 「さぁ、自らの罪を悔やめ」 少年がビシッと決めポーズを決めたと同時に世界は暗くそまり、そこで少年の意識が途切れる。
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