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そして俺は遅刻しないように家を出て、一人で虚しく登校していると
「……っ!?」
突然俺を謎の目眩が襲う。
睡眠は必要以上にとっている筈なのだが……
そして頭を押さえながらとぼとぼ歩いていると
ザクンッ!!
目の前に大きな大剣が降ってきてアスファルトに突き刺さる。
……いや、待って。
待て待て待て。
なにこれ?
なんで大きな大剣が降ってくるんだ。
……あれ?
こういう展開見たことがあるぞ。
大まか漫画やアニメならここでこの剣が喋りだして
僕と契約して魔ほ…じゃねぇや
君は勇者に選ばれたんだ、一緒に世界を救ってくれないか!!
とか言われて俺ゴートゥ異世界なパターンだろ。
やべぇ…どうしよう。
確かに異世界とか興味はあるが…正直面倒くさい。
何を隠そうこの上なく面倒くさいのだ。
……よし決めた。
素通りしよう。
世界を救ってくれ的な事を言われても素通りしよう。
そう決めて学校へ向け歩き出し大剣の隣を素通りしようとした瞬間
「ねぇ、そこの君」
ほおら、声かけられた。
俺は無視をする。
確かに異世界の選ばれた戦士、とか憧れちゃいるが…
そんな面倒くさいフラグは折る!!
さぁて、言われるぞ…
君は選ばれてる的な事を…
「ごめん、抜いてくれないかな?ww」
スルー。
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