第一章 異世界とかマジありえねぇ

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俺は何事も無かったかの様に鉄屑を無視して学校へ向け足を速める。 「おーい!!待ってよ!!なんで無視するの!!」 剣が叫んでる。 すんごいシュールで笑える。 「嘘だよね?剣が喋ってるんだよ?それだけでシュールだよ?ねぇ、分かってる!?」 よく喋る剣だ。 俺は構わず無視して行くと 「聞こえてるのは分かってるんだぞ!?やーい、童貞!!君童貞だろ!?そーゆー顔してんだもん!!恋人いない歴=年齢なんでしょ!?」 …聞き捨てならない。 まだ友達とかさ、人間に言われるのはいいよ? だけどさ… あいつ剣だよね? 俺剣に馬鹿にされてるんだよな。 あいつに何が分かるんだ。 学力並、顔も並、すべて平凡な俺に対する言葉の暴力だな。 だが俺はスルースキルを極めているんだ。 だから無視して学校へと急いだ。 「無視しないでよ!!バーカ!!君なんか親知らず生えちゃえ!!」 悪口しょぼ。
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