プロローグ

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勇「…え?」 命「ほら、僕体弱いでしょ?だから、自分でもわかってるんだ…。学校に行く事がどれだけの負担をかけるぐらい…。体にもお金にも。」 そう、わかってるつもりなんだ。 だって長い間病気と一緒にいるからね…。 勇「…。」 命「でも、僕は学校に行きたいの。仲間や友達が欲しいんだ。病院だけでなく外でね…。」 勇「そっかぁ…。命がそんな事思ってたなんて知らなかったよ…。ごめんね。今までずっと寂しかったんだよね?」 命「……うん。でもパパが謝る必要なんてないよ?だって、僕の為にパパが必死に働いてたの知ってるもん。」 勇「…命。」 命「だから…。学校に行ったらもっとお金が必要になっちゃうよね…。また迷惑かける事になっちゃう…。」 勇「それは違うよ。迷惑なんて思ってないし、お金も大丈夫。命の名字は?」 …えっ。いきなり何を…?? 命「え…。坂城(サカジョウ)だけど、どうしたの?」 勇「フフ、坂城財閥って知ってる?」 命「うん。だって病院の大体が坂城財閥のだもん。」 勇「パパはそこの社長なんだよ。」 …………………………ぇぇえええええ! 命「…えっ!そうなの!?じゃぁパパお偉いさんだ!凄ぉい!」 勇「ありがとう♪だから、お金の心配は大丈夫だよ(^w^)🎵」 命「ありがとうパパ♪♪」ニコッ 勇「//////…か。」 命「か?」 勇「か…可愛いぃぃぃぃ!!!!」 命「パパ?フフ、ありがとう♪でも僕は可愛くなんかないよ??」←超無自覚。 勇「…………………………はぁ。」
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