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少年はまた足を進めた。
校舎は校門から真っ直ぐ直線上にあり、その両脇には5m間隔で桜の木が植えられている。
立ち止まって眺めても違和感のないほどの絶景の中でも、少年は揺らぎなく興味をまったく示さない。
少年にとっては、自分の周りの景色など絶景だろうが、荒れ地だろうが関係ないのかもしれない。
少年は歩きながら右ポケットから折りたたんだ手のひらサイズの紙切れを取り出す。
そこには合格証明書と書かれた文字と、100と書かれた自身の出席番号が書かれてあった。
少年は再度確認をして自身の教室に向かった。
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