本気の恋。

4/6
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
「なぁ、消しゴムちょうだい?」 授業中、ノートを取っていたら、声をかけられた。 「え?ないと?」 男子が苦手なあたしも優斗くんにはもう慣れていた。 「俺のなくなったっさね~。お前のでかいやん。半分でいいけんちょうだい?」 「あ、分かった。」 消しゴムを半分にし、背中をトントン、と叩く。 振り向いた優斗くんに消しゴムを渡した。 え?待って…好きな人と消しゴム半分こ?! うわぁ…恥ずい… でもそれ以上に嬉しい。 宝物~! そしてあたしは優香に報告した。 「よかったやーん!」 と喜んでくれた。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!