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彼の撮った写真には僕と僕の肩に乗っている誰かの手を写していた。
……マジでか。
「悲しいけど手遅れだな。この後お前はどっかに連れて行かれるだろうな。」
本当に悲しいことを言わないで!
「やっぱり帰ろう。ヤバイって。」
僕は彼に必死になって言ってみる。
「……いや、ヤバイっていうかお前の後ろが大変なことになっているんだけど。」
彼に言われて振り返ろうとした時僕の首を誰かがつかんだ。彼は僕の目の前にいるわけだから、つまり今僕の首をつかんでいる手は……
「なるほど、これが悪霊ってやつか。初めて見た。」
いや、そんなことは言わなくていいから助けてくれ。
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