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悪霊が僕の首を絞めながら何か喋った。
「…………」
それと同時に悪霊は僕の首から手を離した。
なぜなら、彼が落ちていた鉄の棒みたいなものを悪霊の顔に思いっきり突き刺したからだった。
……助かったよ?助かったけどね?普通はここで後の展開に繋がるようなことを悪霊が言うんじゃないの?そしてなんで当たり前のように悪霊を攻撃してんだよ。
「間一髪だったな。」
「君って霊能力みたいなのあったっけ?」
「あるわけないじゃん。」
「今悪霊に鉄の棒刺したじゃん。」
「あれはだって、あっちがお前に触ってるんだからこっちが触れてもおかしくないだろ?」
確かに理屈ならそうだけど、考えても普通やるか?悪霊を刺すって……
そんな会話をしてるうちに悪霊は消えていった。
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