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「先輩、やめてください…」
「もう、僕…ダメ……で…す…」
暗い部室で先輩と二人。
「ダメってなにが?
こんなに喜んでるのに…?
そんな顔しちゃダメだよ~
ヤめらんなくなるでしょ。」
「だけ…ど…」
こうなってしまったのは、
まぁ、俺が悪い。
「やっぱり、ダメですよ~」
「こんな劇は!」
「たとえ世の女性方が
好きだからって
劇なんですよ!これは!」
「なんだよ!
お前だって結構乗り気だったじゃんかよ!
あっ、先輩っ、そこは…
とかさ~」
そう、俺は先輩とBLの劇の練習!?と
言う名の茶番劇をやっているのです。
「それは、俺だって演劇部の一員ですからね(照)」
えぇ~、どうして俺がこんな茶番をしているのかは
このあとの話で説明しましょう。
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