女装男子に恋をした

先輩と劇

～入学式～

俺は、今日この学校に入学する。

頑張って勉強してよかった！
すごく、
苦労したし
で、えっと…ここであってるよな…？

「あ、
新入生の方ですよね…」

柔らかな雰囲気の人が声をかけてきた。

よくみてみると長い黒髪を
靡かせ微笑みながら、声を掛けてきた。

「あ、はい。
あの受付ってどこですか？」

なるべく好印象を持たれるように
いってみた。

「こちらですよ、ついて来てください。」

小さな会釈をしたあと、歩き出した女の人を追いかけた。

綺麗な人だな、先輩になる人か…

呑気に考えながらついて行く。