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新入生達がゴール前に集合すると、三年生だろうか、僕達の方を真っ直ぐみてこう言った
「早速だが、これから君達には紅白戦をしてもらう」
…いきなりかよ
…やった!試合だー!
反応は様々だが、清水はどうやら喜んでいるらしい…
「チームは…うーん、ここから右は赤、左は白でやろう、試合開始は十分後、アップは各自でやっておいてくれ、では解散」
随分と雑な決め方だ…
きっとポジションなどは最初は考えないで、基本的な動きを見るための試合だろう
「…西とは同じチームか、取り合えず一安心だな」
と、清水はからかうように言う
「僕の方が安心だよ…じゃアップしてくる」
ちょっと無理矢理過ぎただろうか、僕は清水と別でアップを始める
西の後ろ姿を見ながら
「見物だな…パーフェクトガードナーさん…」
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