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試合開始三分前
僕はアップを済ませて、グラウンドを見ていた
「凄い…天然芝だ…」
ひと昔前ではほとんどが砂のグラウンドだったが、今では逆に砂のグラウンドが珍しいくらいである
「試合は…六ヶ月ぶりかな…自主練は毎日してたし…大丈夫だとは思うけど…」
けど、やっぱり少し緊張する
「…ボールのタッチの感覚もいつも通り…けどなんだろ…なんか違う…」
と、考えていると
「なにが違うんだろうな、おれも感じる」
清水が割り込んできた、まぁ、独り言だったんだけど
「わっ!…ちょっと…驚かさないで」
「悪りぃ悪りぃ、もうそろそろ始めるってよ」
あ、もうそんな時間か…
なんか嫌だなこの感じ…
「行くか」
「うん」
試合が始まる
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