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グラウンドの静寂の中、三年のメンバーは驚きを隠せずにいた やべぇ…、アイツ…即戦力どころか、即エースレベルだ… マジかよ…今年はアイツがいればいけんじゃねーのか!? など、清水のプレーを見て驚いていない者はいない 「…キャプテン、スゴいの入ってきちゃったよ…」 と、三年の佐々木が言う 「…確かに凄いな…」 三年キャプテンの夏井は言った、が他の部員とは違いあくまでも予想範囲内だ、とでも言うような言い方をする 「けど…まだ荒削りな所もある…いくらでも…対処は…出来る…」 副キャプテン、大石は言う 「夏井…キミは…どう思う…?」 と、大石は聞く 「大石の言う通り荒削りな所はある、しかし何より驚いたのはあの俊敏な動き、そして体のバランスが非常にとれている、この動きは誰にでも出来る訳ではない…アイツは中々面白い」 けど、と夏井は微笑しながら 「あの試合にゴールデンフィフスの一人がいる、俺はそっちの方が興味あるかな…」 え… と、佐々木と大石はさらに驚きつつ夏井に聞く 「ゴールデンフィフスって…あの関東の立役者って言われてるやつらだろ…?」 佐々木は驚きを隠せないまま夏井に確認する 「でも…その一人って…どこにいるんだい…?」 と、大石は夏井に問う ほら、と夏井は指を指して言う 「アイツがゴールデンフィフスの内の一人だ」
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