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『なぁ、藤原。
いつまで…この関係続けさすつもりやねん。』
オレはこのざっくりと胸に刺さるような言葉を丁度さっきアイツの口から聞いた。
滅多にそんな弱い台詞なんて吐かへんし、ましてや弱い素振りさえも見せへん井本が。
今にも泣き出しそうな、どうしたらええか分からんような表情でオレに向かって訴えかけてきた。
そんな井本の訴えに返す言葉が見つからないでいると、気を効かせてくれたんやろか、雰囲気に耐えられへんかったんやろか、ごめん、先帰るわ。言うて井本は荷物抱えて楽屋を出ていった。
それからと言うものオレはアイツの言葉が胸に引っ掛かってしゃーなくて、飲みにきとるはずやのに全然酔われへん。
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