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あああああ。もうよくわかんない。
こんな常識はずれのお屋敷なんだから、ライオンの着ぐるみを着た外国人が勤務してても不思議ではない。
……てことにしよう。
それより気になるのは、葉織ねえさんのこと。
「ご主人様、さっきの我が妻って…」
「うるさい黙ってろ!!」
なんですって!?
怒鳴らなくてもいいじゃない!!
かなり頭にきた。
いきなり怒鳴りつけることないじゃん。
そんなあたしを無視して、やりとりは続いてる。
「おかしなことをおっしゃる。葉織様は自殺だったじゃないですか。それになぜ、私が葉織樣を殺さなければならないのですか?動機がありませんよ」
「そんなものは関係ない!!」
な、ないの!?
「その時間にはアリバイもあります」
「それがどうした!!」
大事だよ!!!
「いいがかりです猛様、私はそんな…」
ひどい。
この男は立場が上だということをいいことに、好き勝手いって人を侮辱してるにちがいない。
もう、すんごい腹が立ってきた。
そして自分でも知らない間に、あたしは思いっきり叫んでいた。
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