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それから、あたしは部屋で休ませてもらえることになった。
みんな気を遣ってくれて、仕事は次の日からでいいっていってくれて。
ご主人様以外の人は、いい人かもしれない。
でも、いろんなことが頭をまわってて、落ち着くことができない。
よく知っていると思ってた葉織ねえさんは、あたしの知らない顔を持ってた。
どうして、襲われたりしたんだろう。
襲われなきゃいけなかったんだろう。
あたしは誰にも、怖くて聞けなかった。知ってはいけないことを知ってしまいそうで。
こんな気持ちのままで、ここでやっていけるかなぁ……
それに、ご主人様もあんなだし……
なんて不安になっていたら、
ご主人様から呼び出しがあった。
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