とち狂いはじめたご主人様の章 ~第1幕~

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ご主人様のあとについて、超広い屋敷の中を歩いてく。 超高そうな壺とか、高級感のある絵とかが飾られてる。 こんないい暮らしができる人がいるなんて、世の中って不公平よねぇ…… 心の中で、思わずため息つくような豪華絢爛っぷり。 本当に大きなお屋敷。 こんなに歩いてもまだ目的のところに着かないみたい。 風景は相変わらず、ところどころに、超高そうな壺とか、高級感のある絵とか……て、これさっきも鑑賞したんですけど。 「あの、ご主人様…」 「ふ、ふふふ…」 「!?」 「どうだ、我が財力はッ!世界中のありがたい秘宝がこんなにあるのだぞ!まあ、お前みたいな貧乏人には、わかるはずもないか」 むっか~ なにこれ? 自慢? じゃあ何? 高いものを見せたいから、 同じトコまわって… って思ったけど、なんかそんな感じではない。 「つ、着いたぞ、ここだ…」 そういってどでかい扉ひらいたとき、無性に疲れてみえたし。 まさか…
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