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ご主人様のあとについて、超広い屋敷の中を歩いてく。
超高そうな壺とか、高級感のある絵とかが飾られてる。
こんないい暮らしができる人がいるなんて、世の中って不公平よねぇ……
心の中で、思わずため息つくような豪華絢爛っぷり。
本当に大きなお屋敷。
こんなに歩いてもまだ目的のところに着かないみたい。
風景は相変わらず、ところどころに、超高そうな壺とか、高級感のある絵とか……て、これさっきも鑑賞したんですけど。
「あの、ご主人様…」
「ふ、ふふふ…」
「!?」
「どうだ、我が財力はッ!世界中のありがたい秘宝がこんなにあるのだぞ!まあ、お前みたいな貧乏人には、わかるはずもないか」
むっか~
なにこれ?
自慢?
じゃあ何?
高いものを見せたいから、
同じトコまわって…
って思ったけど、なんかそんな感じではない。
「つ、着いたぞ、ここだ…」
そういってどでかい扉ひらいたとき、無性に疲れてみえたし。
まさか…
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